年賀メール

聞こえは良いが、非常に危険な存在である。なぜなら、普段はメールを書かないような人までも正月ということでメールを出すとなると、それだけで想像を絶するメール量となってしまうからである。

そうなるとメールが大量に発生することになるが、メールサーバーの処理限界は意外と低く、大量に発生したメールに堪え切れずに吹っ飛んでしまう。

つまりメールサーバー自体に対するメールボムと化してしまう。こうなるとメールは不達となるばかりかサーバー管理者は復旧のために正月返上で仕事をしなければならなくなってしまい、不幸が重なってしまう。

ただの文書だけのメールでもこの惨状であるのに、近年はHTMLメール等にグラフィックを添付したピクチャー年賀メールなるものが流行していて、事態はさらに深刻度を増している。

画像ともなれば平気で数百キロバイトになり、簡単にメガバイトサイズにもなる。

しかも素人は大型ファイルを圧縮などせずそのまま添付してしまうために、メールサーバーにとっては堪ったものではない存在である。