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同じ識別番号(IMEIなど)を持った携帯電話機が携帯電話ネットワークに2台以上存在するとき、そのうちの不正に作られた(クローン)携帯電話機のこと。
2004(平成16)年頃から、自分の携帯電話のクローンが存在し、不当な通話通信料金請求が来ると訴える者が続出しだし、社会問題にもなった。
しかし、携帯電話各社は(ディジタル化が完了した)日本の携帯電話ネットワークでは発生しないと主張している。
現実に存在するかは謎であるが、都市伝説の域を出ない話ではある。
携帯電話のシステムは、電話番号以外に、SIMカードに記録されたIMEI(事業者により呼称が異なる)を持っており、これと端末とネットワークがそれぞれ持つ認証キーによって電話網への接続認証を行なう。
従って基本的には、IMEIだけ複製しても認証に失敗するため接続することはできない。
ただし海外の一部事業者の交換機では、この認証をしないものがあるらしく、その場合、(NTTドコモのように)IMEIを使い回す事業者があった場合、解約済みのIMEIと同じIMEIが契約中であると、網に接続されてしまうことがある。
この件は、NTTドコモがIMEIを使い回すのが悪いという結論に至るが、NTTドコモは「読売新聞「クローン携帯初確認」との報道について」として見解を出しており、「いわゆるクローン携帯の製造は、技術的に不可能との認識は従来と変わるものではありません。」としている。
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