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C/C++で、エラーコードを格納する型として提案中のもの。
errnoエラーコードを返す関数の多くは、int型、あるいは、あまり使い道のないポインターを返却するよう定義されている。
この時、この関数がint型などで何を返すのか、プロトタイプ宣言などを見ただけでは分からない。
従来、このような関数は正常か異常かだけを返し、異常終了時の値は別の手段(errno)で通知するよう実装されているものが多い。新規に関数を作る場合もこれに倣い、同様の仕様に実装される例が少なくないが、あくまで経験則であり、実際にそのように実装されている保証はない。
これを改善するために定義されたのがerrno_t型である。errnoと同様にint型で定義されており、正常または異常かは、関数の返却値としてerrnoと同じ値を返す。つまり、正常終了時にはゼロ、失敗すると非ゼロの値が返される。
関数をこのように定義することにより、プロトタイプ宣言などを見るだけで、それがerrnoを返すことが判断できる。
errno_tは、Microsoftが提案し、Visual C++に追加された変数型である。
エラーとは直接の関係はないが、Microsoftは既存のC標準関数に代わる、安全に設計された代替関数を規定し、ISO/IEC TR 24731-1としてこれを国際標準に提案している。例えば、strcpy()、strcat()、strncpy()、strncat()の代替関数として、それぞれstrcpy_s()、strcat_s()、strncpy_s()、strncat_s()が定義される。
この他にも、fopen_sといったようなものを含め、様々な関数の提案をしている。
そして、これらの関数は、関数の返却値がerrno_tとなっている点が特徴となっている。今後これが標準として採用されることがあれば、errno_tという変数型も頻繁に使われるようになると見込まれる。
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