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1965(昭和40)年にIBMが発表した汎用プログラミング言語。ALGOLを基礎とし、科学技術計算用FORTRANと事務処理用COBOLを1つにまとめ、オペレーティングシステム(OS)からコンパイラー、果ては並列処理まで全てのプログラムを書けることを目的とした汎用の言語。1979(昭和54)年にフルセットの標準化が策定され、1985(昭和60)年にサブセットG(General Purpose)規格が制定された。その後の策定はサブセットGについてのみ行なわれている。
システムプログラムを記述できるようビット操作や割り込み機能を持ち、必要事項を全て書かなくてもコンパイラーがある程度の内容を補う省略時解釈機能を持っているのが特徴。しかし機能の多さから言語仕様が膨大で、しかも省略時解釈もあるためにコンパイル時間がFORTRANやCOBOLと比べて極端に遅く、また生成されるオブジェクトの効率も悪いことが多い。
IBMではメインフレーム用の標準的言語として採用し、大手ユーザーに利用されていたが、FORTRANやCOBOLの機能拡張やCなどの新しいシステム記述言語の普及などにより、PL/Ⅰの利用ユーザーは現在では非常に減っている。
なお、初期の頃は "PL/1" と表記したが、現在は "PL/Ⅰ" と書くのが正しいとされている。
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