Opera

読み:オペラ
外語:Opera 英語
品詞:商品名

かつて、ノルウェーのソフトウェアメーカーOpera Software ASAによって開発されたインターネットスイート製品。現在は支那の企業グループに企業ごと身売りされた。

目次

中でもWebブラウザーが有名で、今となっては当たり前となったタブブラウザーの草分け的存在として誕生した。

実際にはタブではなくMDIであるが、後に現在のような後出のタブブラウザーに近いインターフェイスとなった。また、初期の製品は独自のHTMLレンダリングエンジンを搭載しており、NetscapeInternet Explorerと並ぶ存在とされていたらしい。

しかし2016(平成28)年2月10日、約1400億円で支那の企業グループに身売りされたと報じられた。この支那企業には、ゲームメーカー「北京崑崙万維科技」や、インターネットセキュリティの「奇虎360科技」などが含まれるとされている。

レンダリングエンジン

HTMLレンダリングエンジンとして、初期には独自開発のElektraエンジン、Opera 7.0からは独自開発のPrestoを採用している。

しかしJavaScriptエンジンの開発競争が過熱すると、Opera Software ASA一社での対抗は難しくなった、

結果、Chromium(Blink+V8)ベースに変更されたOpera Nextがリリースされた。Opera Nextでは従来の拡張機能なども利用できなくなり、内部は完全に別のブラウザーとなっている。

普及率

普及率は、全Webブラウザー中1%前後と非常にマイナーである。

かつてはシェアウェアつまり有償のソフトウェアで、無償版には広告が付いていた。

Opera 8.50からは広告がなくなり、代わりに年額制の有償サポートが開始された。

バージョン

  • 1996(平成8)年: Opera 2
  • 1997(平成9)年: Opera 3
  • 1998(平成10)年: Opera 3.5
  • 1999(平成11)年: Opera 3.6
  • 2000(平成12)年: Opera 4 (↓Elektra)
  • 2000(平成12)年: Opera 5
  • 2001(平成13)年: Opera 6
  • 2003(平成15)年: Opera 7 (↓Presto)
  • 2004(平成16)年: Opera 7.5
  • 2004(平成16)年: Opera 7.6
  • 2005(平成17)年: Opera 8.0
  • 2005(平成17)年: Opera 8.5
  • 2006(平成18)年: Opera 9.0
  • 2006(平成18)年: Opera 9.1
  • 2007(平成19)年: Opera 9.2
  • 2007(平成19)年: Opera 9.5
  • 2008(平成20)年: Opera 9.6
  • 2009(平成21)年: Opera 10
  • 2010(平成22)年: Opera 11
  • 2012(平成24)年: Opera 12
  • 2013(平成25)年: Opera 15 (↓Blink)
  • 2013(平成25)年: Opera 16
  • 2013(平成25)年: Opera 17
  • 2013(平成25)年: Opera 18
  • 2014(平成26)年: Opera 19〜26
  • 2015(平成27)年: Opera 27〜34
  • 2016(平成28)年: Opera 35〜
用語の所属
Webブラウザー

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