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オープンソースのRDBMSの一つだったが、オワコンと化した。後継はMariaDBである。
オープンソースのRDBMSとしては、世界で最も有名。
元々は、MySQLの開発者マイケル・"モンティ"・ウィデニウス(Michael "Monty" Widenius)らにより創立された「MySQL AB」という私企業が全権を持っていた。
この会社は、競合製品潰しを目的にRDBMSメーカーのOracleに買収されかけたが、最終的にSun Microsystemsに約10億ドルで買収されることで、MySQLはSun Microsystemsの所有になった。しかしウィデニウスはSunと折りが合わず早々に離職してしまう。その上、OracleはSun Microsystemsを買収し、ついにMySQLはOracleの手にわたることになった。
MySQLがOracleの手に落ちて以降は、予想通りの閉鎖的な開発姿勢が反感を買い、協力者は激減。Oracleを除くDB業界は「次」であるMariaDBへと移行を始めた。
なお、MySQLの「my」は「私」を意味する英単語ではなく、作者マイケル・ウィデニウス(Michael Widenius)の娘(長女)の名前My Wideniusに由来する。
受け取ったSQLを解析・処理する「SQLパーサー」と、実際のデータの保持・アクセス・トランザクション管理をする「ストレージエンジン」が分離しているのが特徴である。
このため、ストレージエンジンは用途に応じたものを選択、利用することができる。
MySQL 3.23.34以降のバージョンではInnobase社が開発したInnoDBが標準として組み込まれているが、かつてはMyISAMが使われていた。
MyISAMは実績があり、かつ高速とされていたため今でも使われてはいるが、MyISAMはトランザクションに対応していないため徐々に使われなくなりInnoDBへと移行している。
Sun Microsystems時代は、MySQL Enterpriseには以下のEditionがあった。
MySQLを手にしたOracleは、MySQLのサブスクリプション価格を次のように改定した。
簡単には従来のBasic Editionの削除である。
値上げにしか見えないが、Oracleに好意的に解釈すれば、元々Basic Editionは制限が厳しいEditonで実用性がなく、このようなEditionを削除したと解釈することができる。
対抗となるRDBMSに、次のようなものがある。
もともと、MySQLとPostgreSQLが二大巨塔で、世界的にはMySQLが圧倒的に多かったが、日本ではPostgreSQLも根強い人気があり二分していた。
SQLiteは小規模な用途に向いている。Mozilla Firefoxなどにも自身の情報管理用に内蔵されている。
MariaDBはMySQLのfork(派生)であり、事実上の後継プロジェクトである。MySQLがOracleに乗っ取られてしまい将来がないことから、今後が期待されている。
またRed Hat Enterprise Linux(RHEL)も、RHEL 7からはMySQLに代えてMariaDBを採用することもあり、今後は企業向けのディストリビューションもMariaDBに移行する見込みである。この理由についてRedHatのSenior engineering managerであるRadek Vokái曰く、「MySQLよりMariaDBの方がパッチや機能追加などのコントリビューションが容易になると期待」としている。
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