ある一定の処理を行なうために作られた一つのかたまりや、それを展開し実行する処理系のこと。
アセンブラーやCなどのプログラミング言語では、ある規模の命令列を一まとめにして別名定義しておき、これを一つの命令と同一視して使用することを言う。
マクロに対応したアセンブラーは、多機能であることを表わすためにマクロアセンブラーと呼ばれる。
Cの場合、コンパイラーではなくプリプロセッサーの機能となり、これはプリプロセッサーマクロと呼ばれ、#defineで定義する。処理系として、あらかじめ登録されている事前定義済みマクロもある。
アプリケーションソフトウェアによっては、一定の決まった処理を自動で実行するための機構としてマクロ機能が用意されている場合があり、これを「マクロ言語」という。ソフトウェア固有の機能を命令として並べて記述する。
例えば、高機能なプログラマー向けテクストエディターではほぼ標準的に搭載される他、ワープロソフトや表計算ソフトなどでも搭載されている場合がある。
なお、Microsoftのオフィススイートでは初期の製品を除きVisual Basicを元にしたVBAを共通マクロ機能として組み込んでおり、各ソフトウェアでほぼ同一の文法によるマクロを記述することができる。
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