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年数の計算において、通常2世紀にまたがる100年の期間を、自動的にスライドさせて更新する手法。この手法では、2桁年数の世紀の部分は2桁年数から自動的に決定される。
一般的な固定ウインドウ方式(年数の範囲があらかじめ決められている)で発生する、一定期間後にシステムが利用できなくなる、あるいはデータを正常に維持できなくなるという問題を回避することができる。
これは一般に2000年問題などで知られるが、2000年に限られた問題ではない。
具体的にはシステムが設定して維持するシステム年(一般には現在の年)を基準にした過去と将来の年数をユーザーが指定することで、アプリケーションはシステムが設定および自動更新する日付をアクセスすることできる。
この時、扱える年の範囲を「ウィンドウ」といい、これがスライド可能であるため「スライディングウィンドウ」という。
この手法でのウィンドウの境界は、現在の年を基準にして定義される。
例えば、1996年を基準としたウィンドウ(−79、+20)で提供される19XX〜20XXまでの日付は、19XX(XX=17〜99)、20XX(XX=00〜16)となる。つまり結果として得られる100年の期間のウィンドウは1917〜2016の範囲となる。
「2000年問題」をはじめとする利用期間の限界問題に対して、従来通りの2桁処理を維持したまま対応することが可能で、日付データの変換などの必要がない。
但し、アクセスする年数は100年間の範囲に入っていることが条件であり、日付処理のたびに実際の年を取得する処理が行なわれるため日付処理の量に比例してパフォーマンスが低下する。
また、この方式を利用した出力を受け取るプログラムが全て同じウインドウ範囲の仮定に基づく必要がある。
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