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音声としてSofTalk(通称「ゆっくりボイス」)を使用し、概ね2体のまんじゅうキャラを用いて作られた動画の総称。
「ゆっくりしていってね!!!」のAAに端を発し、イラスト化された魔理沙と霊夢のまんじゅう(≒生首)または似たようなまんじゅうキャラ二体を用いて作られた動画をいう。内容はコントや漫才形式となることが多い。
音声については、動画作成者の肉声であることも稀にあるが、多くの場合「ゆっくりボイス」と呼ばれるSofTalkを用いた読み上げ音声を使用しており、動画視聴者もその声を期待することが多い。
ゆっくり動画は、ほぼ次の三種に分類される。
ゆっくりは権利関係が複雑だが、概ね次のような順でn次創作となっている。
東方→AAゆっくり→素材ゆっくり→ゆっくり実況→ゆっくり茶番劇
ゆっくり実況/解説/茶番劇それぞれの表現を最初に用いた人は未詳だが、このカテゴリー名についてはDプ竹崎氏のゆっくりしていってね!!!の二次創作と言えるため、権利者を定めるのであれば恐らくDプ竹崎氏(と最初にその用語を使った人)と言うことになると思われる。
まとめると次の通りである。
元ネタと画像素材は、悪用しなければ「Dプ竹崎」および「まそ」は無償での使用を許諾しており、東方Projectのキャラを使用する上で守らなければならないライセンスに従い、かつ非商用であれば基本的には自由に利用できる。なお、キャラについては「まんじゅう」であればオリジナルキャラを用いても問題はなく、この場合は東方Projectのライセンスは無関係となる。
音声についてはSofTalkを使用するが、使われているAquesTalkライブラリは非営利かつ個人に限り無償で利用可能で、それ以外の場合はライセンスの購入が必要である。
2022(令和4)年5月15日、柚葉(ゆずは)と称するYouTuberがTwitterにおいて「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得(登録第6518338号)したと発表し、商標の使用にあたって年間10万円もの大金を要求した。
これがネット民から大顰蹙を買い、柚葉本人にはもちろん(?)のこと、商標登録を代行した千葉県の海特許事務所や、たまたまこの事務所の沿線だっただけで何の関係もない交通機関である山万ユーカリが丘線に対して爆破予告をする犯罪者や、20年も昔の型落ち兵器田代砲を使う犯罪者などが続々と現われて大問題となった。
最終的にニコニコ動画の運営会社ドワンゴが動き訴訟をちらつかせたこともあって、柚葉は2022(令和4)年5月23日付で抹消登録申請をした。
この一週間の事件は様々な呼ばれ方をしており特に統一名称はないが、管理が行き届き最後まで陥落せずに持ち堪えたおーぷん2ちゃんねるのおんJ板では東方のタイトル風に「東方商標録」と呼ばれていた。
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