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Linuxカーネルに存在した脆弱性の一つ。空のセキュリティコンテクストでのカーネルバグ。
MITRE社の脆弱性情報データベースCommon Vulnerabilities and Exposures(CVE)に登録されている脆弱性の一つ。
これは、長さがゼロのセキュリティコンテクストを設定することで、ログイン可能な一般ユーザーがサービス拒否(システムクラッシュ)を引き起こすことが可能なセキュリティホールである。
security/selinux/ss/services.c 内の security_context_to_sid_core 関数には、サービス運用妨害(システムクラッシュ)を引き起こす脆弱性が存在する。
これはSELinuxのバグであり、具体的には、長さ0のセキュリティコンテキストの設定に、CAP_MAC_ADMIN ケーパビリティを利用することで、ローカルユーザー権限であってもサービス運用妨害(システムクラッシュ)状態にされる可能性がある。
security_context_to_sid_core()関数で、長さ0の場合はエラーを返すように修正した。
static int security_context_to_sid_core(const char *scontext, u32 scontext_len, u32 *sid, u32 def_sid, gfp_t gfp_flags, int force) { char *scontext2, *str = NULL; struct context context; int rc = 0; + /* An empty security context is never valid. */ + if (!scontext_len) + return -EINVAL; + if (!ss_initialized) {
修正は「SELinux: Fix kernel BUG on empty security contexts.」と題されている。
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