UNIXやPOSIX準拠OS(Linux等)で、よく使う各種のコマンド類が格納されるディレクトリ。
古いUNIXでは/binと/usr/binが別にあった。
やがて、起動時に必要なファイル(rootfsにないと困るファイル)は/sbinに集約されたため/binの必要性は減り、後に/usr/binに統合され、/binは単なる/usr/binへのシンボリックリンクで済むようになった。
なお、PC UNIXの代表であるBSDやLinuxでは、今も/binと/usr/binは別に存在している。
/binと別れているシステムの場合、基本的で重要なものを/binに置き、ここにはあると便利な各種のコマンドが置かれている。
/binはrootfsだが、/usr以下は他のファイルシステムである。
例えばFreeBSDの場合、env、ftp、grep、make、more、passwd、Perl、sort、su、tail、vi、whereis、whoなど、頻用するファイルがある。
従って、このディレクトリにもパスを通しておかないと、不便な思いをすることになる。
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