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バンク切り替えによって容量を拡張するメモリーのこと。
例えば4Miバイトのメモリーを新たに追加するとする。これを小さな領域に分割する。例えば16Kiバイトごとに、256分割するとする。
この時、CPUからアクセス可能なアドレス範囲の「どこか」に、16Kiバイト分の「窓」を用意し、ここに拡張されたメモリーの一部(1ページ)を覗かせる。この時、必要に応じて覗かせるページの番号を256種類から選択できるようにする。
かくして、窓の大きさだけどこかに用意できれば、都合、窓の大きさ×バンク数のメモリーを(使いにくいが)扱うことが可能となるわけである。
MS-DOSは16ビットOSであり、最大でも1Miバイトまでしかメモリーが使えない。しかも全領域にメモリーがあるわけではなく、実質はコンベンショナルメモリーの容量、つまり640Kiバイトの制限がある。
しかしこれではメモリー容量が不足したため、様々な拡張方法が模索された。代表的な成功例が、次の二つである。
特によく使われたのは後者EMSである。
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