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かつての三洋電機の開発し、当時の三洋エナジートワイセル(後のFDK)が製造していた、高性能なニッケル水素蓄電池の商品名。現在はFDKが製造しパナソニックが販売している。
パナソニックは、このeneloop技術欲しさに三洋電機を買収し、電池以外の殆ど全てを支那に売り飛ばした。
しかし欲しかった三洋の電池事業も結局は売らざるを得なくなり、以降、eneloopを縮小して充電式EVOLTAに置き換えるという商品展開となっている。
単1・単2についてはeneloopブランド廃止となった。単3・単4については残され「充電式EVOLTA」ブランドと併売という方式になったが、これも将来は不明である。
乾電池の代わりを標榜しているとはいえ、単3形4本セットで定価が1000円を超えるなど、使い捨ての乾電池と比べればその価格差は歴然としてはいる。
その代わり、eneloopは純国産である。海外への技術情報流出を避けることも目的にあったのだろう。
充電器については、専用ではなく既存のものも利用でき、このためMade in China(支那製)な安物充電器も使われている。
三洋電機は2009(平成21)年10月28日、eneloopを含む、民生機器向けニッケル水素蓄電池の事業を富士通の子会社、FDKに約64億円で売却すると発表した。
これは、2009(平成21)年12月21日にパナソニックがTOBで三洋電機株式会社を買収するが、その際に民生機器向けのニッケル水素蓄電池事業の世界シェアが大きくなりすぎ、米国や支那の競争法当局からTOBの許可が下りなかったためとされる。結果、同社の子会社で製造を手がけていた三洋エナジートワイセルの株式はFDKに譲渡された。
電池についてはパナソニックと富士通は競合関係にあるが、独占禁止法の壁と、今後重要基盤産業になる電池で日本企業の競争力をそぎ落としたいと考えていた他国の意向により、パナソニックはeneloopを富士通に売るという選択肢を選択せざるを得なかった。
eneloopのブランド名はその後もパナソニックが使用を続けており、FDKが製造したものを買い取って販売する形となっている。
パナソニックが販売する製品として完全に競合する、元々パナソニックが販売していた「充電式EVOLTA」シリーズは、今も昔もMade in China(支那製)の製品である。
三洋電機を買収して以降は、eneloopの技術を用いて、eneloopの性能向上と共に充電式EVOLTAシリーズの性能も向上させた。
併売という形が維持されているが、eneloopと充電式EVOLTAは全く別の製品である。
なお、FDKは、自社の製造するeneloopを「FUJITSU充電池」として販売している。
自然放電を抑える機構を開発した。当初型でも充電から約1年後で約85%、3年後で約75%の容量を残す特徴を有していた。2011(平成23)年11月発売の新型では充電から約1年後で約90%、3年後で約80%、5年後でも約70%の容量を維持できるようにした。
また、メモリー効果を抑えている点も特徴である。
結果、「買ってすぐに使えて、継ぎ足し充電が可能」な「乾電池」として利用できる二次電池として実用化された。
なお出荷前の充電には、太陽光発電などによる電力を用いているとされ、これによってグリーン電力証書も取得されている。
この他に、他社のニッケル水素電池より、次のような点が優れている。
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