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AMD Fusion APUのうち、第2世代AシリーズAPUの開発コードネーム。メインストリーム向けなどの高性能シリーズ。
※ 1モジュール=2コア
GLOBALFOUNDRIESの32nm SOIプロセスルールで製造されている。
ダイサイズは246mm²、トランジスタ数は13億300万とされている。
GPUが内蔵されるのはFusion APUとして共通の仕様だが、TrinityからはGPUコアがRadeon HD 6000系から同7000系に変更され、これによりGPUの仕様も変わった。
従来のAMDのGPUは、Radeon HD 2900(R600)以来長く、5ウェイのVLIW命令を採用していた。積和算ユニット5パイプと分岐命令を合わせて計6命令スロットを特徴とし、うち積和算ユニットの一つはスペシャルファンクションユニット(SFU)が搭載されていた。つまり最大で5個の単精度FP積和算が実行可能な仕様ではあったが、現実には5並列が得られる率は低く、全体の稼働率は低かった。
そこでTrinityからは仕様変更、4個の積和算ユニットだけのシンプルな構成とした。スペシャルファンクションユニット(SFU)は4個中3個の命令イシュースロットを使うようにしたほか、従来はSFUが実行していた三角関数は積和算ユニット側に機能が実装された。
これで最大で4個の単精度FP積和算が実行可能というのは見た目には性能低下のようだが、実際には、命令の並列性は20%下がるがスレッドの並列性は20%の向上が見込める。このため、全体の稼働率が高まって性能の向上となっている。また3個の積和演算ユニットを連携させて1個の超越関数を実行できる。
製品は、以下の6種類がある(→の右側はTurbo CORE時の周波数)。
末尾Kは倍率ロックフリー版(いわゆるBlack Edition)。
製品は、以下の5種類がある(→の右側はTurbo CORE時の周波数)。
xx00はDDR3-1600対応、xx55はDDR3-1333までの対応である。
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