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化学名の一つで、IUPACが定めた物質の体系的な命名方法の俗称。CAS命名法と共に広く使われており、中でもIUPAC命名法は科学者の中で国際標準として認識されている。
IUPACからは「カラー・ブック」として、命名法のほか、様々な分野用に用語集などを勧告している。
化合物の命名方法は、基本は次の二冊が基本となる。
このうち、レッドブック2005年版は日本化学会 化合物命名法委員会が和訳し2010(平成22)年に日本語版を刊行した。原著にはない化学式索引が付いている。なお、ブルーブックは鋭意作成中とのことである。
そのほか、各分野ごとの様々な定義や用語集を含めた関連する勧告がある。
例えば、飽和炭化水素なら語尾は-aneとなり、二重結合が一つあれば-ene、三重結合が一つあれば-yneとする。二つ以上二重結合や三重結合があれば、その場所と数を示し、語尾にも数詞を付ける。名称は一番長い直鎖を考え、それを元に数詞などを組み合わせて考える。
無機化合物でも、単体なら元素名に数詞を付ければよい。オゾンなら、酸素が3個なので、trioxygen、つまり三酸素である。この時、オゾンは「慣用名」として呼ばれる。
この方法によるおう命名法は、物質の構造から機械的に決定されるため、慣用などによる命名の揺れが起こらない利点がある。
結果として、様々な化合物には、IUPAC的に正式な化学名と、他の慣用名とが併存することになる。
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