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地球の地質時代のうち、新生代の最後の紀であり、今現在の紀である。
約258万8000年前から現在までの間とされる。
かつて、地質時代を第一紀・第二紀・第三紀・第四紀と四分割したのが名前の由来で、現在でも公式なのはこの第四紀だけである。
古い時代から順に、次の2世に分けられ、各世はそれぞれ複数の期に分けられている。
新第三紀後半から始まった寒冷化が進み、第四紀に氷河時代が始まった。
数万年ごとに氷期が訪れ、その間に温暖な間氷期があった。最後の氷期が訪れたのは約1万年前で、これを境として、以前を更新世(洪積世)、以降現在までを完新世(沖積世)という。
地球は幾度となく地磁気逆転(ポールシフト)を繰り返しているが、現時点で最後の逆転があり、地磁気の向きが現在と同じになったのが約77万年前とされる。
これは中期更新世(仮称 チバニアン)が始まった頃である。
1万年以上前になる更新世には、マンモスやサーベルタイガーなどが生息していた。
しかし同時に人類の進化も著しく、人類の進化と繁栄の時代である。人類によって滅ぼされた動物も幾つか現われるようになった。特に、マンモスなどは人類に滅ぼされた(食べ尽くされた)という説があるほどで、このような動物は完新世には既に絶滅していた。
ちなみに日本に目を向けると、更新世と日本の旧石器時代がちょうど重なる。
更新世の初め、約200万年前〜約30万年前頃までを前期旧石器時代、約30万年前〜約3万年前までを中期旧石器時代、約3万年前から更新世終了までは後期旧石器時代と呼ばれている。
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