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他の生体(これを宿主という)に寄生することで、病気の原因となる微生物やウイルスなどのこと。
自然界では、共生という関係で互いが生き残るという生存戦略を取ることがある。
実際、ヒトの細胞内にも必ずありヒトの生存に欠かせないミトコンドリアは、古代にはリケッチアに近い好気性細菌で別の生物だったものが共生した結果であり、また植物が光合成をするのに使う葉緑体も光合成能を持つ光合成細菌だったものが共生した結果である。
しかしながら、寄生は共生とは異なり、一方の生物やウイルスが、他方の生物(宿主)の生体機構を利用して生活する関係である。このような寄生生物やウイルスは、宿主から見ると有害なものも多い。有害であり宿主に悪影響を及ぼす場合、それは「病原性」があるといい、そういった寄生生物やウイルスは「病原体」であるという。
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