甲状腺から分泌されるホルモンのこと。
成長や発育の促進、代謝亢進などの働きをする。
蛋白質・炭水化物・脂肪・水の代謝に影響することから、生命維持に必要不可欠なホルモンである。
甲状腺ホルモンは多くても少なくても良くない。多すぎると代謝が過剰になり動悸や高血圧、不眠などになる。一方、少ないと代謝が低下し、体がむくむ(浮腫)、怠い、眠い、寒い、といった症状を示す。
甲状腺ホルモンの材料は沃素(ヨード)である。不足するとホルモンを作れないが、海洋国である日本の場合食品に多く沃素が含まれるので不足することは殆どない。逆に過剰摂取が問題であり、これは甲状腺に良くない。沃素が過剰になると、甲状腺機能低下症、甲状腺腫、甲状腺中毒症などを起こす。
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