熱水鉱床のうち、海底にあるもの。
海底熱水鉱床とは、マグマ活動のある場所に海水が流れ込み、この時海水にマグマ中に含まれる鉱物が溶け込み、これが海底に噴出したときに海水で急激に冷やされて海底に沈殿するものである。
この鉱物中には、一般に希少金属(レアメタル)と呼ばれるものが多く含まれることから、鉱物資源として重視されている。
日本にも海底熱水鉱床の存在が確認されている。
例えば、鹿児島県の奄美大島沖には、深さ480m程度とさほど深くない箇所にアンチモンを多く含む海底熱水鉱床が確認されている。
また鹿児島は、鹿児島湾の海底にもアンチモン鉱床の存在が確認されており、これも海底熱水鉱床と考えられる。
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