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IUPAC命名法で使われる数詞。ギリシャ語から採られている。
1桁と10の位、100の位、1000の位などの呼称が決められている。
なお、2桁も11と12は特定の名称が存在する。20以上の下一桁1と2は専用の数詞(hen-とdo-)を使う。
途中の数字を表わす場合は、1の位、10の位、100の位、1000の位の順、つまり小さな桁から大きな桁の順に、逆順に繋げて呼ぶ。
例えば758なら、次のようになる(具体的な数詞は後述)。
octa- + pentaconta- + heptacta- → octapentacontaheptacta-
同様に1234なら、次のようになる(具体的な数詞は後述)。
tetra- + triaconta- + dicta- + kilia- → tetratriacontadictakilia-
11と12は例外としてウンデカ(undeca-)、ドデカ(dodeca-)という固有の数詞があるが、21以降は、通常の命名方法を使う。
但し、結合する場合の1と2は、おのおのhen-とdo-になるため、注意が必要である。なお、母音が重なる場合は後の母音を削除する。具体的には、次の通り。
なお、IUPAC命名法と同様に国際的な化学名の一つであるCAS命名法では若干相違があるため注意が必要である。20がエイコサであること、母音が重なっても削除しないことがある。具体的には、次の通り
IUPACにせよCASにせよ、和名としてカタカナにする場合は各構成要素ごとに字訳するのが日本化学会のルールであり、従ってhen+icosaをヘニコサのように連声(リエゾン)しない。
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