尿路(尿管や尿道など)に結石(何らかの塊)が詰まって激痛を招く疾病。
結石ができる箇所により、次のように分類される。
その殆どは上部尿路の結石であり、腎臓で形成された石が尿管へと下降したものである。膀胱結石や尿道結石は割合としては数パーセントに過ぎず、その病因は前立腺肥大症や尿道狭窄など、尿の出にくい疾病と共に罹患するものである。
石が出来る理由は、その大半が原因不明である。尿路感染、代謝異常、ホルモン、薬剤など原因の明らかなものは、全体の約2割とされている。
石の形成は、腎臓内で結石成分(カルシウムや燐など)の濃度が飽和状態にまで高まり、結晶核が形成される。この結晶が尿路を移動する間に成長し、やがて結石となると考えられている。
主な結石成分として、次のようなものが知られている。
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