反応性の高い、似た原子の集まりのこと。
物質は無数に存在し、知られる有機物だけでも300万を超えるとされる。
そのような多種多様な物質も、反応性によって分類が可能である。そして、おのおの共通の反応性を示す原因となる原子団や結合様式を、官能基という。
例えば、エタノールとブタノールは両方とも水酸基(-OH)という官能基を持っているが、これらはそれぞれエタンとブタンの水素1個を水酸基に置き換えたものに相当する。
エステル結合に着目すると、「R‐C(=O)‐O‐R'」という構造である。
この時、途中の「=O」や「‐O‐」は、官能基を構成し、かつ特徴づける構造であるが、このような構造一つ一つを「特性基」という。
官能基は多種多様に存在するが、良く見られる官能基に、次のようなものがある(順不同)。
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