吸水性が高くなるように作られた高分子化合物。
使いすておむつ(紙おむつ)や、生理用ナプキンなどの吸収体として使われている。
一般に、吸水性ポリマーは自重の数百倍の水を吸収し保持することが可能である。
但し、水の中に不純物、特に陽イオンを含む場合は吸収性が悪くなり、このため尿や血液などの場合は水と比較すると吸水性が劣る。
吸水性ポリマーは様々なものがある。その素材となる、吸水性のよい物質は幾つかあるが、よく使われるのはポリアクリル酸塩である。
まず、アクリル酸のポリマーは吸水性が高いが、これを更に高分子ゲル、つまり高分子を架橋して三次元的な網目構造を作ることで高い吸水性を持ったゲルを作ることができる。
このため現在の高分子吸水材は、主としてポリアクリル酸塩を原料としたものが使われている。これは自重の50〜100倍の尿を吸収できるが、更に、押しても染み出にくい理想的な性質を持っている。
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