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原始星の周囲にできるガスやチリの円盤。ここから、やがて惑星が生まれる。太陽系の場合はこれを原始太陽系円盤ともいう。
古典的な惑星形成理論では、原始惑星系円盤に存在する岩石や金属の塵などが衝突と合体を繰り返して数km級の微惑星が作られ、この微惑星が衝突と合体を繰り返して原始惑星となり、さらにこの原始惑星が合体と衝突を繰り返して地球型惑星が形成されるとされてきた。
しかし現在では、原始惑星系円盤で作られた水の氷や炭素を多く含むミリメートルサイズの小石(pebble)が集積し、形成される、という理論がいくつか提唱されている。この新しい理論では、地球質量の1%程度まで小石が集積すると、引力が増すことで急激に集積が進むようになり、500万年程度で地球の質量ほどに成長することができるとしている。
水の氷や炭素質の小石は、銀河系を見回しても若い恒星の周囲には普遍的に存在しているため、地球と似たような惑星系で地球と似たような材料から惑星が作られるとしたなら、液体の水や生命の材料になる炭素に富んだ地球と似たような惑星が作られるだろうと考えられる。
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