炉心溶融、炉心溶解。
原子炉の冷却材が何らかの形で流失してしまうことによって燃料棒が冷却できなくなり、その温度が核燃料ペレットを格納する管(燃料被覆管)の被覆に使われている物質(多くはジルコニウムの合金)の融点を超えることで燃料棒が溶け出してしまう事故。
最悪の場合で原子炉そのものが破壊され、放射性物質が漏れ出し環境を汚染することになるため、原子炉として絶対に起こしてはいけない事故である。
「メルトダウン」と「核爆発」を同義に考える人も少なくないが、まったく別の概念である。
メルトダウンしたからと言って核爆発が起こるわけではない。原電で核爆発は起こらない。あの有名なチェルノブイリの事故ですら核爆発は起こしていない。なぜなら、原電で燃料として使われているウランは、核爆発を起こせるほどの純度がないからである。
原爆に使うためにはウラン235の濃度が90%以上が必要とされる。そうでなくても、一般に核爆発を起こすためには70%以上の濃度が必要とされている。軽水炉で使う低濃縮ウランの濃度は20%以下である。
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