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1990(平成2)年4月24日にスペースシャトル・ディスカバリー号により打ち上げられ、地球を周回する軌道上に投入された望遠鏡衛星。NASAのグレートオブザーバトリー計画(GOODS)の第一機目で、可視光領域を担当する。通称は、略称である "HST"。
直径2.4メートルの主鏡を備えた反射望遠鏡であり、微光天体カメラ、高角惑星カメラなどを搭載している。この望遠鏡は150億光年の天体を捉えることが可能で、これにより宇宙の起源の解明ができると期待された。
打ち上げられた直後は焦点が合わないなどの不具合があったが、1993(平成5)年12月に軌道上で修理が施され、その後は様々な観測に貢献した。その後も定期的に改修や補充、新たな観測装置の取り付けなどによって性能の向上が図られており、2003(平成15)年現在も現役で活躍中である。
この望遠鏡は大気圏外にあることから地球大気で吸収され観測できないような波長の観測が可能で、また長期間に渡り繰り返し観測が行なえるという利点がある。
衛星の名前はアメリカの天文学者Edwin Hubble(エドウィン・ハッブル)にちなんで名づけられた。
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