超対称性理論で存在が予測されているフェルミ粒子(フェルミオン)。理論では、マヨラナ粒子であることが前提となっている。
超対称性理論では、全てのボース粒子(ボソン)にフェルミ粒子の超対象パートナーであるボシーノがあるとする。
ボース粒子のうち、電荷を持っていない、フォティーノ(光子のパートナー)、ジーノ(Zボソンのパートナー)、中性ヒッグシーノ(中性ヒッグス粒子のパートナー)は共に同じ量子数を持つことから混合状態となり、ニュートラリーノと呼ばれるフェルミ粒子を作る。
対して、電荷を持ったボース粒子のパートナーは、チャージーノと呼ばれるフェルミ粒子を作る。
ニュートリノと同様、弱い相互作用と、重力相互作用(万有引力)のみに作用する。このため、検出が難しい。
混合状態であることから、具体的な性質については、占める成分(フォティーノ、ジーノ、中性ヒッグシーノ)の何れかになるとする。
WIMPの一種で、冷たい暗黒物質の最有力候補とされ、検出のための装置が稼働中である。日本では岐阜県にあるXMASSが有名である。
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