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第二世代セフェム系抗生物質の一。成分はセフジニル。メーカーはアステラス製薬(元・藤沢薬品工業)。
細菌感染症の治療に用いる。またこれら菌の様々な感染症や、それに伴う扁桃炎・気管支炎・肺炎などの炎症治療に、耳鼻科・呼吸器科領域で多く使われている。風邪薬の一つとしても使われる。
それ以外にも、淋菌などへの感染症、リンパ炎、膀胱炎や尿道炎等の泌尿器や子宮内感染、中耳炎や外耳炎など、細菌が原因の様々な症状が適用範囲である。
グラム陽性菌や一部のグラム陰性菌(大腸菌など)に有効。緑膿菌には無効。
副作用が少なく、ペニシリン系抗生物質よりは安全である。副作用として下痢や発疹、発熱がある。下痢となるのは抗菌力に伴う腸内細菌の乱れが原因であるが、酷い下痢でなければ心配はない。発疹・発熱も軽度であれば心配はないが、蕁麻疹などの場合はアレルギー症状(アナフィラキシー・ショック)が考えられるので、速やかに医師の診断を受けるべきである。
副作用として、尿や便が赤色調を呈することがある。但しこれは薬の色であり血液が混じっているわけではないので、よほど重症でない限りは心配はないと思われる。
鉄剤と飲むと吸収されないので、3時間以上間を開けることが推奨されている。
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