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太陽系外にある惑星(系外惑星)のうち、質量が地球の数倍程度であるものの俗称。「スーパー地球」とも。
地球のように主に岩石から成る惑星である。
そして、地球(アース)に似ているが、地球の数倍の質量を持っており大型であるものを、スーパーアースという。
観測技術等の限界により、従来は小さな惑星は見つけることができず、木星程度の大きさで、ようやく存在の兆候を確認することが可能となっていた。
技術の発展に伴い、地球の数倍程度まで小さな惑星の観測に成功しており、このような惑星のうち岩石質で地球に似たものが俗にスーパーアースと呼ばれている。
2010(平成22)年1月現在、太陽系外惑星は400個以上が見つかっているが、地球に似た環境の惑星は一つも見つかっていない。
これまで観測に成功したスーパーアースとしては最小であるのは、太陽系から約20光年の距離にある赤色矮星グリーゼ581の惑星の一つ、グリーゼ581e(Gliese 581 e)で、質量は地球の約2倍である。
恒星のハビタブルゾーン内に存在する惑星も幾つか発見されるようになってきた。
さそり座方向、地球から約22光年離れている三連星系グリーゼ667の恒星の一つグリーゼ667Cには最大7個の惑星があり、CbからCgと名が付いている。うちグリーゼ667Cに近い順に、グリーゼ667Cc、グリーゼ667Cf、グリーゼ667Ceの3惑星はハビタブルゾーン内にあり、水が液体で存在する可能性がある。それぞれの惑星の質量は、地球の4から8倍程度と見積もられている。
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