植物細胞の葉緑体の中にあり、光エネルギーを吸収する働きを持つ緑色の色素。「葉緑素」。
光合成に使われる、三大色素の一つで、葉緑体の膜に存在する。
太陽光の中に含まれる、赤と青の光を吸収し緑を反射するために、緑色に見える。
吸収した光エネルギーを用い、二酸化炭素と水から炭水化物を作る反応に使われる。
CO2+H2O→CH2O+O2
クロロフィルは大分子のため水に溶けない。また不安定であるためすぐに分解してしまう。光合成には一定量以上のクロロフィルが必要になるため、植物は常時クロロフィルを作っている。
クロロフィル分子中にはマグネシウムなどの金属原子の配位子が存在する。配位子の多くはマグネシウムだが、時に亜鉛を配位する細菌も確認されている。
四つのピロールからなるテトラピロール環の中心にマグネシウムが配位結合し、ここに長鎖アルコールがエステル結合する構造となっている。
マグネシウムの場合はやや重めの緑色を呈する。合成する場合、この金属を銅に置き換えた銅クロロフィリンが可能で、これは鮮やかな緑色であり、また消臭効果も認められている。ガム菓子クロレッツなどには後者の銅クロロフィリンが配合されている。
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