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太陽における大気(太陽コロナ)と、そこから吹き出す太陽風の境界面。
アルヴェーン臨界面は太陽の大気が終わる場所であり太陽風は始まる場所となる境目だが、この臨界面がどこにあるのかは長くはっきりしていなかった。
太陽の表面から10R☉(約690万km)〜20R☉(約1390万km)の範囲と推定されていたが、2021(令和3)年にアメリカNASAの宇宙探査機PARKER SOLAR PROBE(パーカー・ソーラー・プローブ)が史上初めて太陽のアルヴェーン臨界面を通過し、太陽コロナに到達し観測を実現した。
PARKER SOLAR PROBEの観測で、8回目の太陽周回中に太陽表面から約1300万km地点でアルヴェーン臨界面に遭遇、そしてアルヴェーン臨界面を超えてコロナに突入したことも確認された。このフライバイにおいて何度かコロナに入ったり出たりを繰り返すが、これによってアルヴェーン臨界面は球状ではなく(干し梅のような)凸凹な構造であることも分かったとしている。
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