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共役二重結合を持つ環状化合物の総称。
Annuleneと綴るが、日本化学会の化合物命名法委員会による日本語名はアンヌレンではなく「アヌレン」である。
IUPAC命名法では、環を構成する炭素数をCとすると「[C]アヌレン」と呼ぶ。
炭素数が4で割り切れない[4n+2]アヌレンで、芳香族性を示し規則を満たすものに、次がある。以下すべてIUPAC命名法である(CAS命名法では名前が異なる)。
これ以上は、sp2軌道でsp2炭素の結合角が120°を超えることができないという立体的な制約により、安定できない。
また、n=1つまりシクロヘキサトリエン([6]アヌレン)は不安定であり規則を満たさない。
炭素数が4で割り切れる[4n]アヌレンは、そもそも平面構造ではなく、共鳴安定化することができず不安定となり、反芳香族性を示す。規則を満たすものに、次がある。
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