みなみじゅうじ座

読み:みなみじゅうじざ
外語:Cru: Crux 学名 , Sud/a Kruc/o エスペラント
品詞:固有名詞

南十字座。面積68.45平方度は全天で最も小さいが、南十字星天の南極を示す指標でもあり、南半球の代表的な星座である。

神話や物語は特にない。星座図では十字架が描かれる。概略位置は赤経12h 20m、赤緯−60°。20時南中は5月23日。

α星アクルクス、β星ベクルクス、γ星ガクルクス。

かつてはケンタウルス座の一部だったが、後に独立し、みなみじゅうじ座となった。設定者は幾説かあるが、天文年鑑などではフランスの天文学者ロワイエが作ったとされる。

北の赤橙の星がγ星ガクルクス、東の黄色い星がβ星ベクルクス(またはミモザ)、南の青白い星がα星アクルクス、西の黄色い星がδ星。また、星座の南東部に石炭袋(コールサック)と呼ばれる暗黒星雲があり、β星の近くには散開星団ジュエルボックス(NGC 4755)が見られる。

面積最小とはいえ、天の川の只中にあるこの星座は天文学的には見所が多く、時々特異な天体が発見され注目を集める。

代表的な恒星
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┃ 名前 ┃等級      型    ┃ 赤経 (J2000.0) 赤緯  ┃HD  番号  HR┃
┣━━━╋━━┳━━━━━╋━━━━━┯━━━━━╋━━━┯━━┫
┃α1Cru┃ 1.3┃B0.5Ⅳ    ┃12h 26.6m │−63°06′ ┃108248│4730┃
┃α2Cru┃ 1.6┃B1Ⅴ      ┃12h 26.6m │−63°06′ ┃108249│4731┃
┃βCru ┃ 1.3┃B0.5Ⅲ    ┃12h 47.7m │−59°41′ ┃111123│4853┃
┃γCruA┃ 1.7┃M3.5Ⅲ    ┃12h 31.2m │−57°07′ ┃108903│4763┃
┃γCruB┃ 6.4┃A3Ⅴ      ┃12h 31.3m │−57°05′ ┃108925│4764┃
┃δCru ┃ 2.8┃B2Ⅳ      ┃12h 15.1m │−58°45′ ┃106490│4656┃
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関連する用語
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アクルクス
ベクルクス

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