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JAXAが宇宙開発事業団(NASDA)だった頃から開発をしていた陸域観測技術衛星。
この衛星は、合成開口レーダーを用いて地球の地形の精密計測を実施し、全地球の1/25,000の地図を作ることができる情報を得ることを目的としている。
衛星計画名はALOS。
衛星の愛称「だいち(大地)」は、公募によって決定され、2006(平成18)年1月19日に発表された。
当初は2005(平成17)年9月にH-ⅡAロケット8号機で打ち上げ予定だった。
しかし衛星の姿勢制御装置に使用されている米国製トランジスタに異物が混入している恐れがあることが分かり、打ち上げは延期となった。
2006(平成18)年1月19日に打ち上げが決定したが、17日のY-1作業中にテレメータ送信機に不具合が発見されたため20日以降に延期となり、24日に打ち上げられ成功した。
衛星には、次の三つのセンサーが搭載されている。
設計寿命3年、目標寿命(酷使期間)5年を2011(平成23)年1月に迎えた。地雷があるにしては、案外と長持ちした良い子だった。「だいち」くんは頑張り屋さんだったのである。
その後、2011(平成23)年3月11日に発生した平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の際には、甚大な津波被害を受けた東北地方の太平洋沿岸部などを撮影する貢献をした。
しかし2011(平成23)年4月22日07:30(21日@979)頃、遂に「だいち」の電力に異常が発生、搭載観測機器に電源が入らない状態となった。事実上の運用終了である。
大震災の映像が最後の大仕事だった。
今回は愛称は公募となり、その名付け親への特典は抽選で「打ち上げに招待」だった。
このため通例ならば打ち上げ成功後に愛称が発表されるところ、今回は打ち上げ前に愛称「だいち」が発表されている。
戦後の反日スパイ活動の影響は、当然軍事や国防にも関わる宇宙開発にも及んでいる。従来の広報活動は殆ど報道されず、日本のマスコミは開発・研究に不利益なことしか報じないため、通常の広報に効果がないことも既に分かっている。
そこでJAXAは、そのような連中を抱き込んだキャンペーンを行なうことにした。テーマは「環境」である。
反日報道マスコミの元締めともいえる「電通」や、金のためなら国をも売る産業界に働きかけ協力を取り付けることで、表立って反対の行動を取れなくしたのである。
「環境」キャンペーン活動は財団法人日本環境協会にも承認され、応援協力を貰えることとなり、「だいち」を打ち上げるH-ⅡAロケット8号機の機体壁面に「エコマーク」が掲載されることになった。世界初「ちきゅうにやさしい」(エコマークの上に書かれている)ロケットとなった。
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