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第12号科学衛星あけぼの。JAXAが宇宙科学研究所(ISAS))だった頃から開発していた国産オーロラ観測衛星。
宇宙科学研究所(ISAS)により開発され、1989(平成元)年2月22日に宇宙科学研究所(ISAS)のΜ-3SⅡロケット4号機によって打ち上げられた。
あけぼのの観測結果は4つの地上局、鹿児島宇宙空間観測所(日本)、昭和基地(南極)、プリンス・アルバート(カナダ)、エスレンジ(スウェーデン)で受信されていた。
打ち上げ当時は世界で唯一、オーロラの仕組みを解明するための科学衛星で、設計寿命1年でありながら26年間に渡り観測を続けることができ、その間に極域のオーロラ現象観測やバン・アレン帯(放射線帯)の変動観測において重要な成果を上げることができた。実績として、査読付き論文311件、学位論文254件(うち、博士36件)とされ、多くの科学的成果を創出することができた。
26年間は日本の観測衛星で最長を記録することとなったが、宇宙での放射線劣化(経年劣化)により観測機器の多くが既に停止していること、衛星の電源系統の劣化(寿命)に伴う高度の低下により、2015(平成27)年4月末をもって遂に運用が終了することとなった。
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