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稲の実(種子)のこと。穀物として、小麦に次いで世界二位の生産量を誇る。
収穫後、籾殻(もみがら)を取っただけのものを玄米といい、精米して糠層と胚芽を取り去ったものを精白米という。
これを炊くと「ご飯」になる。
米には様々な品種、ブランドがある。
正確には「稲」の品種であり、例えばコシヒカリという稲の品種(正式には水稲農林100号という)から得られた種子(米)が、コシヒカリという名前の粳米として販売されている。
米の種類にもよるが、47gの白米を炊くと100gのご飯になるとされている。つまり、100gの白米を炊くと約213gのご飯になる。
なお、米は1合で150gである。1合を炊くと約320gのご飯が出来るだろう。
「日本のお米は高い」がある種定説となっているようだが、果たして本当にそうなのだろうか。ご飯一食分で幾らなのか、計算したことのある日本人は恐らく皆無で、誰かに言われていることを、そのまま真に受けているだけだろう。
例えば、北海道産「ななつぼし」が10kgで特売2,680円だったものを、袋が可愛かったからと、つい衝動買いしてしまったとする。この米の1グラムあたりの価格はいくらかというと、2,680円/10,000g=0.268円/gである。1食1合(150g)とすると、1食あたり40.2円ということになる。
このお米を完食しまた買おうと思ったところ、特売ではなく3,580円だったが、やはり袋の可愛さに勝てず買ってしまったとする。この米の1グラムあたりの価格はいくらかというと、3,580円/10,000g=0.358円/gである。1食1合(150g)とすると、1食あたり53.7円ということになる。
パンやパスタなど他の食品と比較しても、桁違いの安さであることが分かる。
ここから自ずと分かるように、米農家はどこも、殆ど儲かっていない。
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