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電圧の区分の一つで、電圧が高いもの。7000V以下。
電気設備に関する技術基準を定める省令(平成九年通商産業省令第五十二号)において、次のように規定される。
電気設備に関する技術基準を定める省令
(電圧の種別等)
現在日本で、電柱の間を架空式に配電している市街地の高圧配電線の公称電圧は6600Vである。
それ以前は3300V、さらに電気を使い始めたばかりの頃は100V程度で配電していた。これは当時の技術では高圧に耐えられる絶縁電線が製造できなかったためである。結果として電流が多くなり銅線による損失が多く電圧降下も発生するなどし、遠方まで配電することが難しかった。6600Vまで電圧を上げることが出来るようになったのは、技術革新の恩恵である。
当時、本来なら3000Vあるいは6000Vとキリの良い数値にしたいところだが、損失を考慮して10%増しで送出することが一般化していた。これがいつしか、10%増しが標準化した。現在では技術も上がり、10%も電圧低下することは殆どないが、6600Vという電圧は公称電圧として据え置かれている。
なお、公称電圧6600Vの場合、本来の電圧の15%増し、つまり1.15/1.1倍=6900Vを最高電圧とし、これを越えて配電されないように調整されている。
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