疾病及び関連保健問題の国際統計分類

読み:しっぺいおよびかんれんほけんもんだいのこくさいとうけいぶんるい
外語:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems 英語
品詞:名詞

死因や疾病の記録、分析、研究をするため、WHOが作成した分類。

目次

世界各地、異なるタイミングで集計された様々な疾病情報、死亡情報を、体系的に記録、分析、解釈、比較することを目的に分類が作成された。

当初は死因のみを分類したが、後に疾病も含むなどの改正が続けられており、これを著している時点での最新は、1990(平成2)年の第43回世界保健総会において採択された第10回目の修正版「ICD-10(1990)」である、

小改正を含めるとほぼ毎年更新されている。

  • ICD-10(1990) 初版
  • ICD-10(1996)
  • ICD-10(1997)
  • ICD-10(1998)
  • ICD-10(1999)
  • ICD-10(2000)
  • ICD-10(2001)
  • ICD-10(2002)
  • ICD-10(2003)
  • ICD-10(2004)
  • ICD-10(2005)
  • ICD-10(2006)
  • ICD-10(2007)
  • ICD-10(2008)
  • ICD-10(2009)
  • ICD-10(2010)

日本では、ICD-10(2003)が2006(平成18)年1月1日から適用され、使われている。

将来的にはICD-11へと移行することになっているようである。

ICD-10は、疾病などをアルファベットと数字で符号化し、全部で22章からなる。

  • 第1章 A00‐B99 感染症及び寄生虫症
  • 第2章 C00‐D48 新生物
  • 第3章 D50‐D89 血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害
  • 第4章 E00‐E90 内分泌、栄養及び代謝疾患
  • 第5章 F00‐F99 精神及び行動の障害
  • 第6章 G00‐G99 神経系の疾患
  • 第7章 H00‐H59 眼及び付属器の疾患
  • 第8章 H60‐H95 耳及び乳様突起の疾患
  • 第9章 I00‐I99 循環器系の疾患
  • 第10章 J00‐J99 呼吸器系の疾患
  • 第11章 K00‐K93 消化器系の疾患
  • 第12章 L00‐L99 皮膚及び皮下組織の疾患
  • 第13章 M00‐M99 筋骨格系及び結合組織の疾患
  • 第14章 N00‐N99 腎尿路生殖器系の疾患
  • 第15章 O00‐O99 妊娠、分娩及び産褥
  • 第16章 P00‐P96 周産期に発生した病態
  • 第17章 Q00‐Q99 先天奇形、変形及び染色体異常
  • 第18章 R00‐R99 症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの
  • 第19章 S00‐T98 損傷、中毒及びその他の外因の影響
  • 第20章 V01‐Y98 傷病及び死亡の外因
  • 第21章 Z00‐Z99 健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用
  • 第22章 U00‐U99 特殊目的用コード
関連するリンク
http://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/
関連する用語
病気

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