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プロセッサーで用いられるアドレスの一つで、メモリーバス上で用いられる物理的な実体を持ったアドレスのこと。
8ビットマイクロプロセッサーのような古いプロセッサーでは、プログラムのロード・ストア命令で使用されるアドレスがそのまま物理的なアドレスとなっていた。
x86の16ビット時は、「セグメント:オフセット」という形式でアドレスが指定され、このアドレッシングは物理アドレスに対して論理アドレスと呼ばれた。論理アドレスから物理アドレスは、単純な計算によって求められる。
現在のプロセッサーでは仮想記憶を実現するため仮想アドレッシングという機能を持っている。このため、プログラムから見えるアドレス(仮想アドレス)と、実際のメモリーバス上に現われるアドレスが一致するとは限らない。仮想記憶においては、プログラムがロード・ストア等のために指定されたアドレスは、プロセッサーが持っている機構を経て、物理アドレスへと変換される。
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