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尿中に、多量の蛋白が含まれる疾病。およびその含まれた蛋白のこと。
検査で尿蛋白が陽性となっても、それ以降ずっと出ないなら問題はない。
しかし、時々であっても出続けるようなら、注意が必要である。
なお、尿が泡立つと蛋白が混じっている、などと言われるが、これは俗説であり医学的根拠はない。
尿蛋白の測定法には主として二通り、比濁法と比色法がある。
比濁法はスルホサリチル酸等の酸による沈殿を利用する方法である。
比色法はpH指示薬の蛋白誤差現象を利用した呈色反応で測定する。
例えばテトラブロモフェノールブルーの場合は変色範囲はpH3〜4程度だが、蛋白質があると変色点が変わりpH2〜3程度に移動する。
この現象を利用し、尿蛋白試験紙にはテトラブロモフェノールブルーとpH3に調整されたpH緩衝剤を染み込ませてあり、蛋白がある場合は黄色から青あるいは緑へと変色するように調整されている。
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