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60個以上の炭素が結合し、サッカーボール状、あるいはチューブ状の構造を持つ。ナノカーボン素材として注目されている。バッキーボールともいう。
特にC60はサッカーボールと同じ形をした球状分子で、直径は約0.7nm。フラーレンの代表ともいえる。
発見者はハロルド・クロトー、リチャード・エレット・スモーリー、ロバート・カールの3人で、1996(平成8)年度のノーベル化学賞を受賞した。
フラーレンという名の由来は、クロトーとスモーリーがメキシコ万博に行った際にバックミンスター・フラーの建築物を見て強い印象を受けたことにちなむ。これは正六角形の構造が用いられた特徴的なもので、後にC60を発見した際、ここから「バックミンスターフラーレン」と命名したとされる。
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