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充電して使用できる二次電池の一種で、世界初のメガワット級電力貯蔵システムである。なお、NAS電池は日本ガイシの登録商標。
日本ガイシのナトリウム硫黄電池(NAS電池)は、電池一つが単電池(セル)と呼ばれる円筒状に密封された構造となっている。
中心が負極のナトリウム、外側が硫黄で、それをファインセラミックスが仕切っている。
これを多数同時に使うことになる。使用時は、セル中を300℃に保つ。この時、ナトリウムと硫黄は液体で、電解質は固体である。
負極のナトリウム(Na)が電子(e−)を放出してナトリウムイオン(Na+)となると、電子は外部回路に流れ電力を供給し、ナトリウムイオンは電解質を通り正極に移動する。
正極では、硫黄(S)が外部回路を巡って来た電子によりナトリウムイオン(Na+)と反応し、多硫化ナトリウム(Na2Sx)に変化する。
この一連の反応により、負極のナトリウムは正極に消費され減少することになる。
外部から電力供給(充電)があると、放電の逆反応が起こる。
充電時は、電子が負極に供給される。この時、正極の多硫化ナトリウム(Na2Sx)はナトリウムイオン(Na+)、硫黄(S)、電子(e−)に戻り、ナトリウムイオンは電解質を通り負極に移動する。
負極でナトリウムイオンは電子を受け取り、ここでナトリウムに戻る。
この一連の反応により、正極に消費され減少していたナトリウムは負極に戻ることになる。
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