スペアミント

読み:スペアミント
外語:Spearmint 英語 , Mentha spicata 学名
品詞:名詞

シソ科ハッカ属の多年草。常緑小低木。和名はオランダハッカ(和蘭薄荷)。

目次

分類

▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

  • ドメイン: 真核生物 Eukaryota
  • 界: 植物界 Plantae
  • 門: 被子植物門 Angiosperm
  • ▼: 真正双子葉類 eudicots
  • ▼: 基幹真正双子葉類 core eudicots
  • ▼: キク群 asterids
  • ▼: 第1真正キク群 euasterids Ⅰ
  • 目: シソ目 Lamiales
  • 科: シソ科 Lamiaceae
  • 属: ハッカ属 Mentha
  • 種: スペアミント spicata

旧階層

古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

  • 門: モクレン門 Magnoliophyta
  • 綱: モクレン綱 Magnoliopsida
  • 亜綱: キク亜綱 Asterdiae
  • 目: シソ目 Lamiales
  • 科: シソ科 Lamiaceae

生態

原産地は地中海地方沿岸。

用途等

ペパーミントより穏やかで甘い香りを持つ。ガムやハミガキ剤などの香りにもよく使われている。

その香気成分はl-メントールや酢酸メチルなどを主成分とする。

ミントは大きくペパーミント系とスペアミント系に分けられるが、そのスペアミント系の代表である。

花言葉は「情の暖かさ」。

関連種

ハッカ属は交雑しやすいことから、交配種や変種など多数あり、分類が難しい。

そのようなスペアミントおよびその交配種としては、次のようなものが知られている(順不同)。

  • Mentha spicata ‐ オランダハッカ、ミドリハッカ これがいわゆるスペアミントである
  • Mentha spicata var. crispa ‐ チリメンハッカ
  • Mentha longifolia ‐ ホースミント(ナガバハッカ)
  • Mentha × gracilis ‐ ジンジャーミント (オランダハッカとコーンミントの交配種とされる)
関連する用語
ペパーミント
l-メントール

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