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マリアアザミやオオヒレアザミの種子に含まれるフラボノイド(フラボノリグナン)の複合体。肝臓に良いとされている。
シリマリンとはマリアアザミ種子の抽出物のことをいい、従ってそれは単一の物質ではない。
フラボノリグナンだけでも、次のようなものを多く含む。
ヨーロッパでは、古くより肝障害に効果のあるとし、肝臓薬として利用されてきた。
実際に、幹細胞保護作用、肝機能改善作用などが確認されており、医薬品として有効性があることが判明している。
ただ、多くの場合は医薬品ではなく健康食品、ハーブとして市販されている。安全性については保証がないが、過剰摂取による副作用が指摘されているため、商品に記載されている用法用量を厳守するべきである。
妊娠中、授乳中の安全性についても不明点が多いため避けるべきである。
また、マリアアザミはキク科植物なので、キク科植物アレルギーの場合も注意が必要である。
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