クロキサゾラム

読み:クロキサゾラム
外語:Cloxazolam 英語
品詞:名詞

マイナートランキライザー(抗不安薬)の成分。ベンゾジアゼピン系精神神経用剤の一つ。第三種向精神薬。常温では白色結晶あるいは結晶性の粉末で、無味無臭である。

分子式C17H14Cl2N2O2分子量349.22。融点202℃〜204℃(分解)。CAS番号24166-13-0。化学名10-chloro-11b-(2-chlorophenyl)-2,3,7,11b-tetrahydrooxazolo[3,2-d][1,4]benzodiazepin-6(5H)-one。

クロキサゾラム
クロキサゾラム

中枢神経のGABA-A受容体サブユニットに結合し、神経細胞の興奮を抑制する。動物実験では、脳の扁桃体視床下部中脳中心灰白質系に働くことが確認されている。

鎮静作用のほか睡眠作用と精神的な緊張の解消がある。睡眠作用は副作用ともいえる。

クロロホルムに可溶、エタノールに難溶、水に不溶。

製品例に、セパゾン(第一三共)がある。

物質の特徴
マイナートランキライザー
抗不安薬
第三種向精神薬
成分に含む主な製品
セパゾン
関連する用語
扁桃体
視床下部
中脳

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