ガス臭

読み:がすしゅう
品詞:名詞

いかにも「ガス」を思わせる臭いのこと。

目次

日常的に台所などで使われる都市ガス(主成分メタン)やプロパンガスは、元々無臭である。

しかし無臭では漏洩の際に検知するのが難しいため、事故防止のために「ガス事業法」に基づく「ガス工作物の技術上の基準を定める省令」によって付臭剤の添加が義務づけられている。

「付臭剤」の成分、延いてはどういった臭いかという点については、特に法律などでの定めはない。

付臭剤は複数のメーカーが製造しており、ガス販売事業者はそれを購入して添加しているために、地域ごとに少しずつ違っている。

これが良い香りでは吸入してガス中毒で死者が出てしまい困るので、通常は臭いのする化学物質を混同した悪臭物質が使用されており、多いのは「tert-ブチルメルカプタン」と「ジメチルスルフィド」という成分だという。

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