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荷物を運ぶための車両。また保線用や建設用の事業車を含むこともある。
貨車は、鉄道会社以外が所有する車両が多いのも特徴の一つ。
ほとんどは自走できないので、機関車に引かれて移動する。
かつての国鉄時代、労働組合がストを頻発させたため、長距離物流もトラック輸送に移行し鉄道貨物が廃れてしまい現在に至る。このため今では、貨車はタンク車とコンテナ車くらいしか目立って残っていない。
当然今では大赤字だが、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の際には道路が壊滅、ガソリンの供給もままならない中で、JR貨物が石油列車(タキ)を運行し不足物資の供給に努めるなどしたため、改めて鉄道輸送が見直されることになった。これが、鉄道は赤字でも残しておくべき理由である。
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