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天災や人災などのため、突発的に列車の運転を一時見合わせること。
人身事故の場合は、あまり現場の状況を生々しく実況中継するわけにも行かず、かと言って何も放送しないわけにも行かない。最近では人身事故が多発していることもあり、人身事故の場合は意図的に乗客に事故に対する嫌悪感を与えて再発を防ぐ目的で、比較的詳しく状況を説明する傾向がある。
逆に、車掌も何が原因で列車が止まっているのか分からない場合もあり、そのような場合は本当に説明に困るが、最近の乗客は少し不安になるとすぐ非常ドアコックを使って線路に降りてしまうので、車掌の苦労は絶えないようである。
例えばJR東日本の場合、抑止が掛かった場合は、たとえ状況が全く変わらなくても5分おきに乗客に状況を放送することとしている。
また抑止をかける際は、最寄り駅まで列車を走らせ、駅と駅の間で長時間カンヅメ状態にしないことを原則としている。しかし、せっかく駅に着いても、その駅が本来通過駅だったりすると、ドアを開けない車掌もいる。
主に、抑止を受ける理由は三つに大別される。
雨や風による規制、人身事故などがこれに当たる。
この場合は抑止されている原因が解決されれば運転再開されるので、比較的早く運転が再開される場合が多い。
車両故障や土砂崩れ、冠水などがこれに当たる。
この場合は、それらの設備が復旧しないと運転再開ができないので、運転が再開されるまで数日〜数ヶ月かかる場合もある。
また、かつてはローカル線で土砂崩れなどが起きると、復旧せずそのまま廃止されるという例もあった。
上記①②の原因により、どちらかの始発駅側に車両が偏ってしまうと、抑止の原因が取り除かれても肝心の車両がいないために走ることができない。
このときは車両の偏りが無くなるまで抑止がかかる。
主に長時間抑止がかかった後にこの状態に陥りやすい。
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