宮脇俊三

読み:みやわき・しゅんぞう
外語:MIYAWAKI Shunzou 英語
品詞:人名

鉄道紀行作家。故人。

1926(大正15)年12月9日、埼玉県川越市生まれ。1951(昭和26)年に東京大学文学部西洋史学科を卒業し、中央公論社(現、中央公論新社)に入社。同社で出版部長、雑誌 "中央公論" 編集長、常務取締役などを経て、1978(昭和53)年退社。退社後から鉄道紀行文を中心とした執筆活動に入る。

1978(昭和53)年に、当時の国鉄を全線完乗した記録を綴った「時刻表2万キロ」が第5回日本ノンフィクション賞を受賞、また1985(昭和60)年には、推理小説集「殺意の風景」が泉鏡花文学賞と交通文化賞を受賞した。1999(平成11)年には菊池寛賞を受賞し、直木賞候補にも選ばれたことがある。

鉄道紀行文を文芸の一ジャンルとして確立した作家で、多くの人々を鉄道趣味に誘う文章は、鉄道ファンの間でも絶賛されていたが、2003(平成15)年に、肺炎のため惜しまれつつ逝去した。満78歳没。

その他の主な著作は「最長片道切符の旅」「時刻表昭和史」「鉄道廃線跡を歩く」など。

関連する用語
日本国有鉄道
川島令三
種村直樹

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club