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JRで、出発後に列車の運休が判明したり、途中で列車の運行が不能になったりして旅行を取りやめる際、運賃を払い戻した上で出発駅に戻れる制度のこと。旅客営業規則第284条などで定められている。
この場合、戻ってくる金額は、最初に切符を買ったときに支払った金額から、旅行を取りやめるまでに利用した特急などの料金を差し引いた金額である。つまり、運賃は乗車駅からの運賃が全額返ってくるが、取りやめを決める前に乗った特急などの料金は戻ってこない。ただし、旅行を取りやめる駅までに特急などに乗って来た場合は、無賃送還中も、同じ種別の列車に料金無料で乗る権利がある。
また、JR以外の路線との連絡乗車券で無賃送還を受ける場合は、無賃送還の理由が発生した鉄道会社内に限って無賃送還を受けることができる。例えば、A駅〜会社1〜B駅〜会社2〜C駅の乗車券を持っている乗客が、B駅〜C駅で事故などが発生して無賃送還を受ける場合、無賃送還の対象となるのはB駅〜C駅についてのみであり、A駅まで帰りたい場合は、B駅〜A駅の乗車券が別途必要となる。
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